お電話でのお問い合わせはこちら

「適切な距離感がわからない」【就労移行支援事業所ココエール】

お知らせ
芝桜の季節になりました☆

こんにちは。10連休も明け、平成から令和の時代となりましたが、皆様いかがお過ごしですか?

本日も[ちょっとしたことで発達障害の人が会社で仕事のやりとりがスムーズにいくようになる]参考例をお伝えしたいと思います。

<適切な距離がわからない>
私自身も相手との距離感を間違えることがあります。自分は相手に親しみを感じていても、相手は距離を感じていることは少なくありません。どなたにとっても適切な距離感をとることは難しいものです。適切な距離感は新卒者のビジネスマナー講座やボランティア養成講座でもよく取り上げられるポイント一つです。
このことを前提に以下の点がご参考になればと思います。

〇事例:「隣の席に座っただけで変な目で見られる」
昼休みの社員食堂。たいてい空いていますが「どこに座ろう」と迷ってしまうのも嫌なのでお気に入りの場所を決めています。
しかし今日は運悪く、いつもの席に先客がいました。知らない人でしたが、仕方なくその隣の席に座ったところ相手はビクッとして「何ですか?」と警戒されてしまいました。
席は自由だし、いつもの席にあなたが座っているから仕方なく隣に座っただけなのに、、。

〇原因
お聞きになったことがある方もいらっしゃると思いますが、パーソナルスペースという考え方があります。
人間には相手との関係性によって「これ以上近づかれると不快になる」距離があります。知らない相手、親しくない相手を警戒するのは、動物的な本能から来るものでしょう。

ASDがある方の場合、このパーソナルスペースに関わる感覚が独特であることが多いようです。極端に気にしない、逆に鋭敏すぎてしまう、近づかれることには敏感だけれど自分が近づくときには気にしなくなってしまうということがあります。
また、ADHD・ASDどちらの方にも見られる空間認知の苦手も関係してきます。

話しかけた時にパッと距離を離されたり、頭をやや引き気味に動かされたりするような場合には、相手のパーソナルスペースに踏み込んでしまったものと考えて良いです。

〇解決法
【相手との関係や状況ごとの適切な距離を知っておく】
大雑把ですが、まず相手との関係を次のように分類します。

1.家族、親しい友人、恋人など
2.知人、同僚、商談相手など
3.相手が自分を知らない、知人だが関係が良くない人

《パーソナルスペースの目安》
●声をかける
上記の1.2.3.ともに2〜3m以上
●会話時、立ち話
1. の場合…50cm〜1m 軽く手を伸ばして手が届く距離
2. の場合…1〜2m 手を伸ばしてもギリギリ届かない程度の距離
3. の場合…2mくらい
●非会話時
1. の場合…1mくらい
2. の場合…2〜4mくらい
3. の場合…4m以上

以上はあくまでも目安です。例えば商談時に同じパソコンをのぞき込む必要があるときなど、場合によっては近づかなければならない時もあります。このような時に無理に距離を取ろうとするとかえって失礼になることもありますので、注意点としては、常にこの距離をキープしようとして無理な体勢になってしまわないことです。

【自由な席を選ぶ場合には、知らない人の近くはなるべく避ける】
無用な警戒をされないために、空席がある場合はなるべく周りに人がいない席を選択するようにします。空席がない場合には、座る前に隣の相手に「こちら空いてますか?」など一言声をかけると良いでしょう。

【狭い通路に人が立っている場合は、極力別の道を使う】
別の通路がない場合は2メートルくらい手前で「すみません、失礼します」と声をかけて、まず気づいてもらいます。こちらを向いてもらったら軽く会釈して、脇を通らせてもらいましょう。相手が道を空けてくれたなら、軽くお礼を言いながら通るようにすると良いです。
逆に自分が通路を塞いでいる場合は端によけて、相手を通してあげましょう。

*****
~ココから、個々の未来へエール~
あなたの“働きたい!!”を応援します
*****
<見学・体験>
随時受付中です。
<見学会>
5月17日(金)・18日(土)は見学会を開催します。予約不要ですのでお気軽にお電話ください。
<お問い合わせ>
お問い合わせフォームhttp://cocoyell-m.jp/contact/
電話:019-681-4182

コメント